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タペストリー印刷のすべて

2022.04.11

タペストリー印刷のすべて

タペストリー(tapestry)は、もともと中世のヨ−ロッパで手織りの美しい絨毯を装飾用に壁にかけて飾ったものがはじまりでした。その後、風景や人や物をデザインとして織り込んだ、つづれ織りの布のタペストリーが装飾用として広がりました。

このようにタペストリーは本来は布を素材とししたものでしたが、現在の日本では布だけでなく、合成紙や塩ビなどの様々な素材のシートに印刷し、上下にバーを取りつけ、紐で吊るせる加工を施したものがタペストリーとして一般的に総称されています。

関連記事 タペストリーとは

ここではこのタペストリーの印刷に関して、印刷方法や素材の種類などについてご紹いたします。

 

タペストリーの用途

タペストリー印刷の用途

 店舗

タペストリーは店舗の内外で非常によく使われています。

飲食店であれば新しいメニューの紹介や、フェアーの告知、求人募集など幅広い使われ方をされています。季節や時間帯によって簡単にかけかえることのできるのもタペストリーの魅力です。

 展示会・写真展

軽量で丸めて持ち運べ、掲示も吊るすだけで簡単なので、展示会では従来使われてきたポスターパネルにの代わりとして、タペストリーが利用されるようになりました。また写真展などのイベントでも良く利用されます。

 コミケ

大型のインクジェット印刷機の登場で、大型のタペストリーを少ない枚数で、低コストで製作できるようになり、コミケなどのアニメイベントでもタペストリーは定番の人気アイテムとなりました。

 自宅でも

子供の写真やペットの写真、アート作品などをタペストリーにしてリビングの壁にかけて楽しむ人も増えてきています。

 

タペストリーの素材

タペストリー印刷の素材

タペストリーを作るとき、従来はごく限られた素材しかなかったのですが、印刷機やインクの進化で、様々な素材に印刷してタペストリーにすることができるようになりました。ここではタペストリー印刷に使われる代表的な素材をご紹介いたします。

 合成紙

特殊な製法で作られたプラスチック製のシートで、紙と同じように印刷することができます。

また表面に透明のシートを圧着するラミネート加工も可能で、耐久性や高級感をアップすることができます。他の素材に比べて材料単価が安いため、低コストのタペストリー製作に良く使われます。

 トロマット(布)

ポリエステル製の布で、折じわがつきにくいので持ち運んで繰り返し使うものにも適しています。

強度もそこそこあるので、屋内だけでなく、屋外で使用されることもあります。

 トロピカル(布)

こちらもポリエステル製の布ですが、トロマットより薄手となります。

薄手のため印刷が裏面から透けて見えるため、軽いイメージの印象を与えることができます。

 ポンジ(布)

こちらもポリエステルの布ですが、トロピカルよりさらに薄くなります。

印刷が裏面からかなり透けて見えるため、両面から見られることを想定した天井吊りのタペストリーにも使用されます。

 ターポリン

ターポリンは、ポリエステル繊維でできた布シートの両面を合税樹脂(塩ビ)でコートしたもので耐水性や耐久性に優れています。そのため、タペストリーとしても屋外での使用のものの素材としてよく使われます。

 その他の素材

そのほかにも、アート作品に適したスエード調やキャンバス調の布の素材や、和紙風の素材などもあります。

※ 当サービスではタペストリーの素材として、ポリエステル製の布と、薄手のプラスチックフィルムの2種をご提供したしています。

サイビッグネットのタペストリー印刷へ

 

タペストリーの印刷方法

タペストリー印刷方式

現在では、大型のタペストリーを1枚から印刷会社に気軽に製作依頼できる時代になりました。

これはインクジェット方式によるタペストリーの印刷が主流になったためです。

インクジェットプリンタでは、原稿データから、従来の印刷で必要だった製版の工程を経ずに、ダイレクトに素材に印刷できるため、スピーディにまた低高ストでタペストリーが印刷できます。

業務用で使われるインクジェットプリンタも、原理は家庭用のインクジェットプリンタと同じで、素材の表面にインクを吹き付けて印刷します。

しかし業務用のものは幅が大変広く、幅1m程度のものから大きいものでは5mもの幅があるプリンタもあります。

ここではタペストリーの印刷に使われる代表的なインクジェットプリントの方式についてご紹介いたします。

 

 インクジェットプリント 水性顔料系インク

家庭用のインクジェットプリンタでも使用されている水性顔料系のインクを使用した印刷です。

水性顔料系インクインクは布への浸透性が良いため、普通の布に印刷するとにじんでしまい仕上がりがぼやけたものになります。

そのため、布の表面にインクを受ける層をコーディングしてにじまないようにした専用の布地素材が使用されます。

この専用の布に印刷することで水性顔料系インクを使用した印刷はは非常に高精細で高発色のものになります。

 インクジェットプリント 溶剤顔料系インク

溶剤顔料系インクは、顔料を有機溶剤に溶いたインクです。

ターポリンなどの塩ビ素材のシートへの印刷に主に用いられます。塩ビ素材の表面を溶剤インクが侵食して定着するため、非常に耐久性が高く、屋外用途にも用いられます。近年は環境やさしいエコソルベントインクが主流になっています。

 インクジェットプリント 捺染インク

捺染インクを使用した印刷で、印刷後に加熱して染料を定着させ発色させます。

印刷する生地素材の繊維の種類に合わせて様々な捺染インクが開発されています。

 インクジェットプリント 昇華インク

プリント後に熱を加え、インクを昇華(気体化)させ布に含浸させ定着させます。

転写紙に昇華インクで印刷したものにポリエステル生地を圧着し熱を加え、インクを紙から生地に転写する昇華転写方式と、前処理されたポリエステル生地に直接プリントして熱を加え発色させるダイレクト昇華方式があります。

 インクジェットプリント ラッテクスインキ

プリント後に熱を加え、水分を蒸発させ、インクに含まれるラテックス(水性ポリマー)を溶解させることで生地表面にインクを定着させます。

ターポリンなどの塩ビ素材や、合成紙に布など様々な素材に印刷が可能です。

またインクが臭わない点など、環境に配慮が必要な場所で使用されるタペストリーにも適しています。

 インクジェットプリント UVインキ

UVインキは紫外線(UV)で硬化するインクで、インクジェットプリント後に紫外線を照射して素材表面にインクを硬化させ定着させます。

厚手の素材への印刷も可能で、また白インキを使用した特殊な印刷も可能です。

 その他の方式

以上、ターポリン印刷で使用される主なインクジェットプリントの方式をご紹介させていただきました。

現在ではこれらのインクジェット方式が主流ですが、ポスターサイズ程度の小型のもので、枚数が非常に多いものなどの場合は、スクリーン印刷やオフセット印刷の方がインクジェット方式よりコストや納期面で適している場合があります。用途に応じてご検討ください。

 

最後に

タペストリー印刷に関するお問い合わせの際は、製作予定のサイズ、枚数、使用場所(屋内、屋外)をご連絡いただけますようお願いいたします。

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