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屋外用タペストリーについて調べてみました。

2023.05.29

屋外タアペストリー

屋外用タペストリーとは、ハンバーガーショップや牛丼屋などのチェーン店の店頭によく吊り下げられているタペストリーのことです。メニュー紹介や求人の募集など、街を歩けばお店の前に屋外用タペストリーが吊り下げられているのをよく見かけます。今回はこの屋外用タペストリーについていろいろと調べてみました。

※この店先の垂れ幕の呼び方は様々あり、「店頭バナー」「懸垂幕」などとも呼ばれますが、ここでは屋外用タペストリーと呼称させていただきます。

これまで個人のお客様向けに各種ディスプレイを製作してきた弊社の出力サービスサイト『サイビッグネット』。主に屋内用ディスプレイの製作をメインに取り扱ってきましたが、屋外用掲示物のサービスを拡充させるべく、2023年春、その第一弾として「屋外用タペストリー」の受注を開始しました。サイビッグネットの運営会社であるJVIS(ジェイビス)は、屋外用ディスプレイ製作に関して、業界でも屈指の設備とノウハウを持っておりますので安心してご活用ください。

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この屋外用タペストリーは、日本ではよく目にするポピュラーなものですが、実は海外ではあまり一般的なものではありません。壁に固定された看板と違い、屋外用タペストリーは紐で吊り下げられているだけなので、勝手に取り外されたり傷つけられる可能性があるため、治安の良い日本で広く利用されている広告手法です。

また日本で屋外用タペストリーがよく使われている理由は他にもあります。それは数百年も昔から「店頭幕」という屋外タペストリーなるものが使われてきた歴史的背景があります。「店頭幕」は丈夫な布にお店の屋号や家紋などを染め抜き、上下に棒を通して紐で吊り下げ、下は紐を砂袋などでひっぱり固定したものです。時代劇でも呉服屋などの店頭に吊り下げられている場面がよく出てくるかと思います。

店頭幕は、店の看板としての役割と日除けの役割の両方を兼ね備えています。その起源は古く江戸時代よりも以前から使用されていたと言われています。特に江戸時代に入ると、店頭幕には屋号や家紋のみならず、キャッチコピー的な文言も追加され、集客のための広告手段として活用されるようになりました。このように店頭幕が古くから使用されてきたことが、日本では現在も店頭にタペストリーを掲げるという広告手法が広く受け入れられているのかもしれません。

ちなみに日本では縦長の生地にポールを取り付けて広告として使用される「のぼり」をよく見かけますが、この「のぼり」も海外ではあまり一般的な広告手段ではありません。これは「のぼり」の起源が戦国時代の合戦において、敵味方を識別しやすくするために用いられた「のぼり旗」に由来しているからです。これが江戸時代に入り、芝居や寄席・相撲などの興行イベントで使用されました。このように「のぼり」も「店頭幕」と同様に、日本人に古くから親しまれてきた広告手法として定着しています。

 

屋外用タペストリーの利点

店頭で屋外用タペストリーを使う利点はどこにあるでしょうか?

それはまず「訴求力の強さ」です。屋外用タペストリーは店の壁の前に吊り下げられるため非常に目立ちます。多くの人々の視線を集めるので、メッセージを効果的に伝えることができます。

さらに掲示方法がシンプルであることも大きな利点です。壁にフックなど紐がかけられれば、すぐにタペストリーを吊り下げて掲示することができます。

また交換も容易に行えるので、一日の中でも、週単位でも、シーズン単位でも異なるタペストリーを掲示することが可能です。

タペストリーは細く丸めることができ、梱包や配送の費用も比較的安価であるため、チェーン店などでは本部から各店舗に新しいタペストリーを宅配便で送ることが出来、業者に頼む必要もなくスタッフが自ら取り付けることができます。結果として、掲示までの時間短縮や、コストを抑えることが可能となります。

このような利点から、屋外用タペストリーは店舗における集客のための広告手段として非常によく使われています。

 

屋外用タペストリーの素材

屋外用タペストリーのメディア(生地)にはさまざまな素材が用いられます。代表的な素材としてターポリン/布/合成紙について調べてみました。

 ターポリン

ターポリンは屋外用タペストリーに非常によく用いられるメディアです。

ターポリンは丈夫なポリエステル繊維でできたシートです。このポリエステル製のシートの両面を合成樹脂(塩ビ)でコーティングしたものがターポリンとなります。風に強く、表面は水をはじき、また汚れもつきにくいことから、イベントや災害時に使われる大型テントや、建設現場の養生シートなど幅広く使われています。

ターポリンは耐久性、耐水性、耐汚性に優れるだけでなく、表面が平滑で印刷の適正も良いため、屋外用タペストリーの最適な素材として広く使われています。

ターポリンと言っても、その仕様で様々な種類があります。

たとえば遮光ターポリンはシートの素材に光を通さない繊維を使用しており、裏側が透けて見えません。

そのためタペストリーの表面と裏面の両方に異なるデザインを印刷することも可能です(表裏で同じデザインも可)。

サイビッグネットの屋外用タペストリーは遮光ターポリンを採用しており、両面印刷も可能です。

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またメッシュターポリンは、シート全体に細かい穴が開いており、この穴から風が通り抜けるため、強い風を受けてもシートが大きくたわむことがありません。また店舗の窓面に使用した場合、外からはタペストリーのデザインが見え、店内からはタペストリーが透けて外の景色が見えるといったような使い方も可能となります。

 

屋外用タペストリーでは、シート素材に布を使用することも多々あり、トロマット(ポリエステル製生地)が主に使われます。

また先にご紹介した「和」なイメージの「店頭幕」には、布の風合いをいかした「帆布」や「天竺木綿」などの素材が使われます。

 合成紙

紙と同じような印刷適性を持った、特殊な製法で作られたプラスチック製のシートを「合成紙」といいます。

製品名では「ユポ・サクションタック」が有名です。材料がプラスチックのため破けにくく、耐水性があります。また他の屋外用タペストリーの素材に比べて材料単価が安いため、低コストでタペストリーの製作が可能です。

合成紙の屋外用タペストリーでは、印刷面の保護や耐久性の向上のために、表面に透明の塩ビシートを圧着する「ラミネート加工」がよく施されます。

 

屋外用タペストリーの印刷方法

ここ20年ほどで街では数多くの屋外用タペストリーが掲示されるようになりました。これにはインクジェット方式によるタペストリー印刷が主流になったことが理由としてあげられます。

インクジェットプリンタでは従来の印刷で必要だった製版が必要なくなり、ダイレクトにシート(生地)に印刷が可能になった為、スピーディかつ低コストで、そして1枚からフルカラー写真入りのタペストリーが印刷できるようになりました。

屋外用タペストリーの印刷に使用されるインクジェットプリンタは、インクも印刷方式も、家庭用のインクジェットプリンタとは異なるものです。屋外用タペストリーの印刷でよく使われるインクジェットプリントとはどのようなものでしょうか。

 インクジェットプリント 溶剤顔料系インク

溶剤顔料系インクとは、顔料を有機溶剤に溶いたインクのことです。

おもにターポリンなどの塩ビ素材のシートへの印刷に用いられます。塩ビ素材の表面を溶剤インクが侵食することで定着します。

 インクジェットプリント ラテックスインキ

プリント後に熱を加え、水分を蒸発させていき、インクに含まれるラテックス(水性ポリマー)を溶解させることで、生地表面にインクを定着させます。

 インクジェットプリント UVインキ

UVインキとは紫外線(UV)で硬化するインクのことで、プリント後に紫外線を照射して素材表面のインクを硬化させ、定着させていきます。

ターポリンをはじめとした様々な素材(厚手の素材にも)に印刷が可能で、白インキを使用した特殊な印刷も可能です。他の方式に比べ、印刷の彩度が高く、また細かな文字も鮮明に印刷することが出来ます。

当社『サイビッグネット』では、このUVインク方式のインクジェットプリンタで屋外用タペストリーを印刷しています。

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最後に

屋外用タペストリーについて色々と説明してまいりましたが、ご関心を持ってこのブログを訪れた皆様のお役に少しでも立つことが出来れば幸いです。

※ 当社『サイビッグネット』へ屋外用タペストリー製作のお問い合わせをいただく際は、製作予定サイズ、枚数、使用場所等をフォームよりご連絡くださいますようお願い申し上げます。

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